交配の楽しみ(8)

 選抜と選別の話を進めていますが、選抜にせよ、選別にせよ、タイミングを知る事も重要と言えます。

 披見対象の選別したい形質は、成長と共に変化するものが多いためです。

 変化の遅いものとしては、体色、背強光の光沢、スモールアイなどがあります。

 逆に比較的すぐに検出できるものとして、出目、セルフィンなどの鰭異常、ダルマの体型などがあります。

交配の楽しみ(8)

 写真の背強光メダカの背中のヒカリも、成長するに従って光沢部分が変化する場合が多く、なるべく成長してから選別したほうが良いと言えます。ヒカリメダカが幼魚でもすぐに区別できるのと対照的です。

 スモールアイも同様で、幼魚の頃は普通の目であったものが、成長してスモールアイになっている場合も多いと言えます。

 しかし、これらの形質は、ほとんどの場合、半年程度で表れて来ますので、一年以内には選別できると思われます。

 問題は、体色です。

交配の楽しみ(8)

 写真のような赤い種類などは特に色の出現が遅い場合があり、選別を手こずらせるものです。

 個体によって、色の出現時期に差がありますので、何度かに分けて選別を繰り返すことが必要です。

 秋に白いメダカと思っていたものが、一冬過ぎてみると真っ赤になっていたこともあります。

 可能性のある種類の選別には、諦めないで繰り返すことも必要なのですネ。



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2010年03月30日 Posted by趣味のめだか おおさと at 23:49 │Comments(0)めだか飼育

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