ヒカリメダカの背曲がり削減(3)

一方、遺伝性奇形として、累代飼育による近親相姦のために発生する障害が問題となります。
これは、ヒカリメダカに限ったことではありませんが、ヒカリメダカには顕著に出やすいと言えるでしょう。
代を重ねますと、大半の子が障害を持ったメダカになってしまうこともしばしばあります。
その種類を長期間維持していきたいと思いますと、累代飼育についても何らかの手段が必要でしょう。
考えられる方法として、次の3通りが考えられると思われます。
1.別種のヒカリメダカと交配する。
2.同種の普通種と交配する。
3.同種の普通種と交配した子と交配する。
ヒカリメダカの体型を崩さずに他の血を入れるのか、その種類が持つ色や特長を崩さずにヒカリメダカを起こし直すのかと言うことになるでしょう。
別種のヒカリメダカと交配する場合は、近い色形のものでなければ、戻すのに手が掛かると言えましょう。
一方、普通種と交配しますと、2世代の交配が必要になりますし、ヒカリメダカに固定するまで数代掛かることもあります。併行して普通種と交配しておき、掛け戻す3.の方法がヒカリメダカの固定に有効かもしれません。いずれにせよ、普通種を間に入れますと、普通種の特長が残ってしまうのは仕方が無いところでしょう。

ヒカリメダカの背曲がり削減(3)

この個体も、尾びれが普通種の尾になっています。
まるでカワハギのようですね。
変わった個体を作りたいという向きにはいいのでしょうが、ヒカリメダカとしては??というところでしょうか。

交配による方法でも、全ての奇形を起こす要素を回避できるわけではなく、奇形率を下げるだけのものです。

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2013年01月05日 Posted by趣味のめだか おおさと at 23:34 │Comments(0)めだか研究

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